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magumaの日常を半強制的に知らしめるページ


by maguma55

カートリッジ戦略

ずいぶん久しぶりの日記になってしまいました。
もしも私の日記などを「ああ、別に読んでやっても良いよ。そんなに嫌いじゃねえし。時間があれば読んでやるよ。うん。」なんて少し強がりながらも楽しみにしてくれている方々がいたならばすみません。
で、最近というかずいぶん前から憤慨していた事なのですが、プリンターを制作している会社のカートリッジに関する戦略が嫌らしいと言うか好きではないのです。例えば自分はhpの3320というものを使っており、自分の実家でも確かhp製のプリンターを使っていたはずです。hpといえばカーリー・フィオリーナという44歳の女性社長を誕生させた中々前衛的企業で、こういった事からもイメージは良いのですが、プリンターに関しては中々賢い事をしてくれやがっています。プリンターを作っている会社に取っての一番の利益は恐らくカートリッジの様な消耗品でしょう。プリンターでも勿論稼いでいるとは思いますが、自分はそれよりも消費者達がプリンターを購入した後のインクカートリッジに企業側には何よりもうまみがあると睨んでいるのです。これは携帯と基本使用料との関係に似ている気がしますな。
で、何故プリンターを作っている会社に取ってカートリッジにうまみがあると考えるのかというと、まず彼らは何としてでも僕らプリンター使用者にインクを使わせようとしているからです。今度プリントをする時にpc画面やプリンターそのものをよく見てもらえば分かると思うのですが、奴らは必ずプリントの品質の初期設定を『きれい』とか『高画質』にしています。これで、使用者が設定をノーマルやエコノミックに変えない限りインクの使用量が増えます。これに対して、なにゆえ初期設定をノーマルやエコノミックにしていないんだ、と問いつめれば「当社製品クオリティーの高さをお客様に知って頂きたいが為です。」とか「当社は製品の安売りはいたしません」とかぬかすのでしょう。こうして、早くインクカートリッジを消費させあの高いインクカートリッジを改めて買わせるのです。いやらしい、しかし、見事な作戦。見事な戦略。
もう一つ、先日キャノンとリサイクル・アシストというインクカートリッジのリサイクル品を扱っていた会社に大して訴訟を起こしていた件ですが、これも一番の旨味を他の企業に侵害されまいとした、一世一代の戦いだったわけですね。こういったことからも、いかにプリンターを作っている企業に取ってインクカートリッジが大事であるかが分かるわけです。
しかし、消費者の立場からしてみれば、初期設定を『高画質』にしてあるのには消費者の財布より企業の利益にぷらいおりてぃーを置いている気がして中々納得いかないのです。まあ、会社側としては企業の利益+出来るだけ良い品質をお客様へという考え方もあるとは思うのですが。葛藤だ。
by maguma55 | 2006-02-13 20:44